【発達障害で料理ができない…】段取り迷子だった私の解決策
- 簡単な料理を作っているはずなのに、なぜかキッチンはぐちゃぐちゃ。
- 味噌汁を温めている間におかずのことをすっかり忘れて、気づいたらフライパンから焦げたにおい。
- 買い物に行けば「あれ、何を買いに来たんだっけ?」とスーパーの中で立ち尽くす。
「発達障害 料理 できない」「料理 苦手」と検索してこの記事にたどり着いたあなたは、きっともう十分すぎるほど頑張っています。
料理が苦手なのは、あなたの努力不足ではありません。
私も発達障害(ADHDとASD)とうつ病を抱える主婦で、料理には長いあいだ苦しめられてきました。
この記事では、そんな私がたどり着いた答えをお話しします。
つらいのは「調理」ではなく「段取り」です
先に結論からお伝えします。
発達障害のある人にとって、料理のつらさの正体は「切る」「焼く」といった調理そのものではなく、「段取り」にあります。
だから解決策は「もっと料理の練習をすること」ではありません。
段取りそのものを減らすこと、そして手放すことです。
なぜ発達障害があると料理が難しいのか
では、なぜ発達障害があると料理が難しいのかについてお話しします。
理由は以下の2つです。
- 料理は「マルチタスクの塊」だから
- ADHD・ASDの特性と料理は、相性が悪いから
では、詳しくみていきましょう!
料理は「マルチタスクの塊」だから
考えてみると、料理は一つの作業ではありません。
- 献立を決める
- 買い物リストを作る
- 買い物に行く
- 複数の調理を同時進行する
- 盛り付ける
- 片付ける
この長い工程すべてを、頭の中で管理しながら進める必要があります。

これは脳の「実行機能」と呼ばれる力(目標を達成するために自分の思考や行動、感情をコントロールし、計画・調整・実行する脳機能のこと)をフル稼働させる作業です。
発達障害があると、この実行機能に凸凹があることが多いのです。
ADHD・ASDの特性と料理は、相性が悪い
【ADHDの場合】
- マルチタスクへの負担:
「切る」「炒める」「茹でる」などを同時進行しつつ、時間や火加減を管理するのが難しい(ASDも含まれます) - 手順の組み立てと継続の困難さ:
ゴールから逆算して計画を立てることやレシピの細かい指示を記憶しながら作業を順序立てて進めることが苦手 - 注意の逸脱(気が散る):
煮込み中に別のことを始めて、焦がしたりしてしまう - 片付けへのエネルギー不足:
調理後の後片付けまで体力が持たず、シンクに食器を溜め込んでしまう
【ASDの場合】 - 強いこだわり:
レシピの「適量」「少々」「ほどよく」といったあいまいな表現の前で固まってしまう - 感覚過敏:
揚げ物の油はねや換気扇の音など、感覚過敏でキッチンに立つこと自体がつらい
などが挙げられます。
ただ一人一人、特性は様々です。
このように、大人になっても料理が苦手なのは、脳の特性であって、甘えではないのです。
「主婦なのに」「大人なのに」と自分を責める必要は、まったくありません。
家事経験ゼロの私がある程度の料理できるようになるまで
私は毒親育ちで、実家で料理を教わった経験がほぼゼロのまま同棲しました。(相手は、今の旦那です)
さらにADHD・ASDにうつ病も重なり、体調やメンタルの調子がひどい時期は台所に立つことすらできない時もありました。
「ちゃんとした食事を作れない自分はダメだな…」と、何度も泣いたことを覚えています。

転機になったのは、「同時進行をやめる」と決めたことでした。
- 料理の時間を長めに取り、できることはシングルタスクにする
- 献立は固定化して「決める」工程を消す(焼き魚×具沢山味噌汁など)
- 味噌汁やスープはインスタントに頼る日を作り、料理の工程を減らす
- 洗い物は食洗機に頼る&旦那に任せる(できそうな時は自分でもやってます!)
- 煮込み料理は、時間も手間もかかるので、ホットクック(自動調理家電)にまるごとお任せする
- 焼き魚はグリルで焼かないで、copanのレンジグリルを使用し、掃除の手間を省く など
ホットクックとcopanのレンジグリルって何?気になる!という方は、過去に記事を出しているので、そちらをご確認ください。


私は料理が上手くなったのではありません。
料理の工程を減らしただけです!
それでも食卓には温かいご飯が並び、夫は「おいしい♪」と言ってくれます。
それで十分だったのです。

まとめ:料理は完璧を目指すより、工程を減らす方が上手くいく!
では、今日のまとめです。
料理がつらいのは、あなたのせいではなく、「段取り」という特性上の壁のせい。
だから頑張って乗り越えるのではなく、工程を減らして、手放す方が上手くいきます。
今日の夕飯が総菜でも、レトルトでも、あなたはダメじゃありません。
まずは「ちゃんとしなきゃ」を、ひとつだけ手放してみませんか?
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※本記事は個人の体験をもとにしています。
体調や特性には個人差があります。ご自身に合った方法を、無理のない範囲で取り入れてください。
