【障害者雇用】暇すぎてつらい…8か月で辞めた理由
「今日も、やることがない」
「みんな忙しそうなのに、私だけ手が空いている…」
障害者雇用で働きながら、そんな悩みを抱えていませんか?
私も障害者雇用で経理事務として働いていましたが、午後2時半には仕事が終わり、退勤までの1時間半を持て余すことがありました。
「暇なら楽でしょ」と思われそうですが、帰るころにはぐったり。
仕事がないことで逆に疲れるなんて、誰にも信じてもらえなさそうで、相談ができませんでした。
結局、私は8か月で退職。
この記事では、
- なぜ仕事が暇でもつらかったのか
- 配慮のある職場でも続かなかった理由
- 自分に合う働き方を見つけるために大切だと気づいたこと
を、実体験をもとに紹介します。
「仕事が暇すぎてつらい」と悩んでいる方が、自分を責めずに働き方を見直すきっかけになれば、幸いです!
※私自身は使ったことがありません。
それでも紹介する理由は、記事の後半に正直に書きました。
障害者雇用で「暇すぎてつらい」はおかしいことではない
仕事が暇すぎてつらいと感じるのは、おかしなことではありません。
一般的に、仕事が多すぎれば「もう無理」と感じます。
一方で、仕事が少なすぎても、
「自分は何のためにここにいるんだろう」
- 「周りの人は忙しいのに、自分だけ何もしていない」
- 「給料をもらっているのに、何もできていない気がする」
と、自分を責めてしまうことがあります。
私自身、実際にそうなりました。
そして、8か月働いて退職し、その後も就労移行支援やB型作業所を経験して、約2年以上かけて気づいたことがあります。
それは、「配慮がある職場」と「自分が無理なく働き続けられる職場」は、同じではないということです。

私の職場は、決して悪い職場ではなかったです。
通院にも理解があり、無理な仕事量を任されることもありませんでした。
それでも、私は続けられませんでした。
だから、もし今「仕事が暇でつらい」と感じているなら、「こんなことでつらいと思う自分がおかしい」と責めなくて大丈夫です。
まずは、何がつらいのかを整理してみてください。
なぜ「暇」が、こんなにつらいのか
暇なのがつらい理由を、私なりに3つに整理しました。
① 自分がここにいる意味が分からなくなる
仕事は、量が多すぎてもつらい。
でも、少なすぎてもつらい。
周りの人が忙しく動いている中で、自分だけがただ座っている。
それが続くと、だんだん「私、ここにいる意味あるのかな」と思えてきます。

役たたずな自分を責めてしまう時間が、精神的に一番削られます。
② 時間の進み方が変わる
忙しいと1日はあっという間ですが、やることがないと、時計がまるで進みません。
「たった1時間半でしょ」と思われるかもしれません。
でも、することがない1時間半は、仕事をしている1時間半の何倍にも感じます。
10分おきに時計を見て、まだ5分しか経っていなくて、また画面に目を戻す。
その繰り返しです。
仕事をしていないのに、帰るころにはぐったりしていました。
③ 「疎外感」がじわじわ効いてくる
これが一番大きかったかもしれません。
誰かに冷たくされたわけではないんです。
むしろ、みんな親切でした。
それでも、輪の中に入れていない感じは残ります。
悪意がないぶん、どこにも文句の持っていき場がないんですよね。

【体験談】私が8か月で辞めるまでに考えたこと
ここからは、私の体験を正直に書きます。
【障害者雇用】仕事内容
私は毒親育ちで、その影響でうつ病を抱えていました。
(この時期は、まだ発達障害の診断が出てない時です。今思えば、特性は出ていましたが…)
だから障害者雇用で経理事務の仕事が決まった時は、本当にうれしかったんです!
「ここでやっと働ける」と思っていました。
仕事の中身は、
- 経費精算
- データ入力
- ファイル整理
- 雑用(シュレッターがけなど)
たまに先輩と銀行に行って、通帳の記帳をすることや、会議もありました。
ただ、この仕事には波があります。
締め日の前は動くけれど、そうでない日は、やることが尽きるんです。
午後2時半には手が空いてしまう日が出てきました。
退勤の16時まで、あと1時間半です。
その時に考えていたこと
最初は「職場に配慮が足りないのかもしれない」と思っていました。
でも、よく考えると違うんです。
配慮はしてもらえていました。
- 出勤時間を1時間遅らせる
- 昼休みの1時間休憩を2回に分けさせてもらう(昼休み50分間・午後2時半ごろに10分)
- 残業なし
- 時短勤務(1日5時間の週4勤務)
- 通院について(心療内科の担当の先生が火曜日だったので、心療内科のある時は火曜日をお休みにしてもらっていた)
上記のような配慮をして頂き、無理な仕事量を振られることもありませんでした。
配慮はある。
人間関係も悪くない。
なのに、続けられない。
そうなると、原因は自分にしかないように思えてきます。
当時の私は、そう決めつけていました。
行動したこと
ただ黙って、座っていたわけではありません。
手が空くたびに、自分から上司や先輩のところへ行って「何かできることはないですか」と聞いていました。

でも、「仕事が足りません」とは、最後まで言えませんでした。
配慮してもらっている立場で、そんなことを言っていいのか分からなかったのです。
せっかく雇ってもらったのに、注文をつけるようで怖かった。
そして8か月目に、辞める選択をしました。
辞める時、私は仕事の不満を一言も言いませんでした。 (というよりも、言えませんでした)
体調と気分の不調で続けるのが難しい、とだけ伝えて辞めました。
嘘ではありません。
実際、しんどかったので…。
でも本当の理由の半分は、言えないまま持って帰りました。
そのあと、就労移行支援に2年間通いました。
結果から言うと、そこから就職はできていません。
2年経っても土日以外に週2日は休んでいて、「今のままだと就職は難しい」と言われて諦めました。
就労継続支援B型作業所にも1年いました。
工賃は月5,000〜8,000円で、工賃の低さと将来への不安から1年間でやめてしまいました。
そこで分かったこと
遠回りに見えるかもしれませんが、この3年で、一つだけはっきりしたことがあります。
「私は、週4〜5日は動けない」ということです。
そして、ここが大事なところでした。
障害者雇用で暇だったのは、仕事の量だけの問題ではなかったのです。
自分が週に何日、どのくらい動けるのかを知らないまま、働き方を選んでいた。
それが本当の原因でした。
「障害者雇用ならいけるはず」と思って入って、合わなかった。
次は「就労移行ならいけるはず」と思って通って、また合わなかった。

制度に自分を合わせようとしていたんですね…順番が逆でした。
一人で決める前に、外に相談先を持っておく
ここまで読んで、「じゃあ自分はどうすれば…」と思った方へ。
ひとつだけ書かせてください。
正直に言うと、私は障害者向けの転職エージェントを使ったことがありません。
当時は、そういうサービスがあることすら知りませんでした。
だから「使ってよかったです」とは書けません。
ただ、いま振り返って思うことがあります。
あの時、職場の外に相談できる人がいたら、8か月を一人で抱え込まずに済んだかもしれない。
「仕事が足りません」と職場では言えなかった私でも、関係のない外部の人になら、言えた気がします。
dodaチャレンジは、障害のある人の転職をサポートするエージェントです。
そして、入社後も1ヶ月、3ヶ月経ったタイミングで相談できる環境が整っているのです!
参考文献:【dodaチャレンジ 公式ページ】https://doda.jp/challenge/service/flow/
登録も相談も無料で、すぐに転職しなくても使えます。
いま辞める気がなくても大丈夫です!
「他にどんな選択肢があるのか」を知るだけでも、今の職場の見え方は変わります。
今日からできること
今同じ状況にいる方に、私が「やっておけばよかった」と思うことを3つ書きます。
- 暇な時間を、記録する
- 「仕事が足りない」と言えなくても、責めない
- 「何日働けるか」を先に確かめる
では、詳しく見ていきましょう!
① 暇な時間を、記録する
「今日は何時に仕事が終わったか」「空いた時間はどのくらいあったか、どんな気持ちだったか」をメモしておくだけでいいと思います。
つらい気持ちのままだと相談しづらいのですが、記録があると「事実」として話せます。
支援機関や次の職場に説明する時にも役立ちます。
(支援機関の紹介は、この後に紹介しています!)

② 「仕事が足りない」と言えなくても、責めない
自分から「何かできることはないですか」と聞きに行くのが精一杯で、「仕事が足りていません」とは言えませんでした。
まだ発達障害の診断は出ていなかったが、今思うと、打ち間違いが多かったりとミスもありました。
さらに配慮もしてもらっているので、そんな私には仕事が任せられないのかなと不安だったのです。(実際に言われたわけではありませんが…)
そんな考えがあり、仕事が足りないことを最後まで言えませんでした。
だから「言いましょう」とは書けません。
言えない気持ちのほうが、よく分かるので。
もし言えそうなら、支援者から伝えてもらう方法もあります。
- 就労定着支援事業所
- 障害者就業・生活支援センター(ナカサポ)
- 地域障害者職業センター
- 就労移行支援事業所(就労移行支援事業所に通い、そこから就職した人)
言えなくても、それはあなたが弱いからではありません。
③ 「何日働けるか」を先に確かめる
これが一番伝えたいことです。
雇用形態や制度の名前や内容だけでなく、自分が週に何日、1日に何時間動けるのかを先に見る。
そこから逆算して働き方を選びましょう!
私は、障害者雇用で働いていた会社を退職したあと、当時住んでいた社協(社会福祉協議会)の支援員さんに、今後のことで相談しにいきました。
そこで、職歴や言葉遣い・マナーもちゃんとしているから、就労移行支援をすすめられました。
ただ、今思えば私の場合は、先に就労継続支援B型事業所に行き、どのくらい働けるのかを試した方が良かったのではないかと思っています。
私はこの順番を知らないまま3年使いました。
先に知っていたら、選ぶものが違っていたと思います。
【まとめ】障害者雇用でつらいのは、あなたのせいではありません
最後に要点をまとめます。
- 「暇でつらい」はおかしなことではない。やることがない時間は、確実に人の精神を削る
- 配慮があることと、続けられることは別。配慮のある職場でも合わないことはある
- つらさの正体は、量だけではなく「自分に合う働き方を知らないこと」
- 先に見るのは制度の名前や内容ではなく、自分が週に何日動けるか
障害者雇用も就労移行も就労継続支援B型も続かなかった私が言うので、たぶん説得力があると思います(笑)
100点で働こうとすると、どこにも居場所がなくなります。
今の自分が無理なく働けるところを先に探したほうが、結果的にずっと遠くまで行けます。
自分を許すこと。
それが一番、生活を守ってくれました。
もし「このままではもたない」と感じているなら、辞めると決める前でも、外の人に話してみていいと思います。
相談したからといって、転職しなければいけないわけではありません。
私は誰にも言えないまま辞めたので、そこだけは、同じようにならないでほしいなと思っています。
※この記事は、あくまで個人の体験に基づくものです。
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